いつも浅草文庫をご愛顧いただき、ありがとうございます。
この度、浅草文庫の新柄「宝づくし」「祝い鶴」を発表する運びとなりました。
縁起の良いモチーフをちりばめた「宝づくし」と
ハレの日の装いにぴったりな「祝い鶴」。
今回は新柄のデザインについてご紹介させていただきます。
まずはじめに「宝づくし」から。
「宝づくし」は伝統的な文様を基にオリジナルで描き起こした柄で、
28色の手捺染と2色の手描き、あわせて30色を使用しています。
型押しも従来のものと異なり、さらに立体的に見えるよう仕上げています。
柄の意味としては、以下の通りです。
①巻物に桜…知恵の象徴である巻き物に金や桜をあしらった「物事の始まり」「門出」を表現した浅草文庫の創作図案
②宝袋(ほうたい)…七福神の大黒天が持つ宝の入った袋
③分銅(ふんどう)…富と宝の象徴
④丁子(ちょうじ)…平安時代より貴族に親しまれた貴重な香料
⑤打ち出の小槌…金銀財宝、願いを全て叶えてくれる富の象徴
⑥隠れ蓑…危険や病、災いから身を隠し守ってくれるもの
⑦珊瑚…不老長寿のお守り
⑧千鳥…家内安全、勝運祈願。世間の荒波を乗り越えていく
青海波(せいがいは)…未来永劫に続く平穏な暮らし
⑨菱菊…長寿の象徴、邪気を払う最も位の高い花
⑩立涌(たてわく・たちわき)…立ち涌きのぼる水蒸気を表し、上昇していくという意味をもつ
⑪麻の葉…魔除け
こういった日本古来からの縁起の良い柄をちりばめました「宝づくし」。
定番の「ラウンド長財布」「スマホケース」、
そして新しく仲間入りの「ミニL字財布」でご用意しております。
古典的な柄ですが、少しポップな配色に仕上がっているので、
普段使いもしやすいようになっています。
つづいて「祝い鶴」。
荒波を超えていく丹頂鶴を描いた柄となっています。
鶴は長寿や夫婦円満をあらわすおめでたい吉祥文様のひとつで、
岩にぶつかる荒波を超える姿に、
世間の荒波を優雅に優雅に超えていく気高さや品格を重ね、表しています。
青金・赤金・渋金・うす金の4色の金を使った表現が特徴的な柄となっており、
手捺染で染めつけ、その上に本金箔をあしらい、
合計5色の金色が使われています。
豪華な金色に加え、型押しをしっかり入れることにより、
金の深みや重みが表現され、革製品でありながら
まるで鉱物のような質感が生まれています。
こちらの祝い鶴は、フォーマルにも決まる「かぶせ長財布」「手提げバッグ」、
「スマホケース」の3つをご用意しております。
直営店舗(浅草本店・銀座店)では、本日12月7日より販売開始、
オンラインストアは現在準備中でございます。
オンラインストアでの取り扱い開始日は、また改めてお知らせいたします。
ぜひ店頭にて、新作「宝尽くし」「祝い鶴」ご確認ください。